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防爆台はかりの構造規格と整合指針・必要となる場所 高精度・防水・防塵タイプなら

コラム

防爆台はかりの構造規格と整合指針・必要となる場所 高精度・防水・防塵タイプなら

防爆台はかりは、爆発の危険がある場所で精密な計量を行うために用いられます。防爆とは、電気機器などから発生する火花や高温な状態であっても点火を防ぎ、安全に電気機器を使用することを指します。そのため、防爆製品では、本体機器の防水性能や防塵性能には高精度な機能が要求されます。

しかし、危険場所の分類は細かく分かれており、防爆台はかりを使用する際に危険場所によって適したものを使わなければなりません。ここでは危険場所で計量のできる防爆台はかりをお探しの方に対して、防爆における構造規格と整合指針のご説明、さらに防爆台はかりが必要な危険場所の分類についてもご説明いたします。

防爆における構造規格と整合指針とは?

手のひらの上に浮かぶクエスチョンマーク

防爆の電気機器には、2種類の防爆構造規格があります。それは国内向けの「工場電気設備防爆指針(ガス蒸気防爆2006)」と、国際規格IECに準拠した規格である「整合防爆指針(Ex指針2015)」です。

国内で使用する場合は工場電気設備防爆指針のみ認証されていればよく、国際規格の整合指針にも準拠していても国内での使用が可能となっています。一方、国内で認証されていても、国際規格である整合防爆指針の認証が通っていなければ、外国での使用はできません。また、ヨーロッパで使用する際は、さらにATEX(CE指令)の認証も必要になります。

防爆台はかりは危険箇所での計量が想定されている機器です。そのため高精度な計量が求められるのは当然で、国内や国際向け、さらには海外現地での規格や指針は当然厳しいものとなっているのです。

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防爆台はかりが必要なガス蒸気危険場所とは

防爆台はかりを必要とするガス蒸気危険場所は、危険度によって三つに分類されます。それは、0種危険場所(Zone0)、1種危険場所(Zone1)、2種危険場所(Zone2)で、先頭の数字が小さくなるほど危険度が増すことになります。

0種危険場所

危険雰囲気が通常の状態で、それが長時間にわたって連続する場所。可燃性液体の容器やタンク内の液面上部の空間部、あるいは容器が開放状態にある可燃性液体付近などがあたります。

1種危険場所

通常の状態において危険雰囲気を生成するおそれのある場所。正常な操作や点検修理、製品の取り扱い(取り出しや蓋の開閉)などにより、爆発性ガスが出る場所やその付近を指します。

2種危険場所

異常な状態において危険雰囲気を生成するおそれのある場所。換気装置の故障や侵入によって爆発性ガスが出るおそれのある場所などがあたります。

いずれにしてもそういった場所に置かれる防爆台はかりは、より防水・防塵機能において高機能、計量精度においては高精度が求められます。また、危険場所の選定については危険物を扱う事業者の責任によって行われることとされています。

防爆台はかりが必要な防塵危険場所とは

防爆台はかりが必要となる危険場所は、ガス蒸気危険場所だけではなく、防塵危険場所もあります。こちらもガス蒸気危険場所と同じように危険度によって三つの危険場所に分類されます。それぞれ、20種危険場所(ゾーン20)、21種危険場所(ゾーン21)、22種危険場所(ゾーン22)です。先頭の数字が小さくなるほど危険度が増します。

ゾーン20

空気中の粉塵が通常状態でも、連続して頻繁かつ長期的に存在している場所

ゾーン21

通常の運転において、空気中に雲状の粉塵断続的に発生する可能性のある場所

ゾーン22

通常の運転において、雲上の粉塵が発生する可能性が少ない、あるいは発生したとしても短時間である場所

防爆台はかりは新光電子株式会社~高精度な計量機能と防水・防塵対策タイプあり~

防爆台はかりについて説明するスーツの男性

防爆台はかりは危険場所に設置され、より高精度な計量が要求されます。危険場所はプラント内のガス蒸気危険場所や防塵危険場所に大別され、その中でさらに危険度が3段階に分かれます。

危険度の設定は責任者に委ねられることになりますが、計量する防爆台はかりは危険度に関係なく、どのような環境でも安全性を保つため、高精度な計量機能が求められるのはいうまでもありません。

新光電子株式会社は国内一貫体制にこだわり、高い技術力を最大限に活かしながら高品質な製品とサービスをご提供しています。高精度な計量機能に加えて防水・防塵仕様を施したタイプもご用意していますので、防爆台はかりをお探しの方はぜひご利用ください。