新光電子のオンリーワンテクノロジー
世界で唯一の技術「音叉式力センサ」
つねに先進性とオリジナリティを追求し、日本初・世界初の製品を数多く送り出してきた新光電子。中でも楽器のチューニングに使われる音叉の振動数を利用した音叉式力センサは高精度の計量計測を必要とする産業ニーズに応えたものであり、新光電子が世界に誇るオンリーワンの技術です。
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世界で唯一の技術 音叉式力センサ
重さが加わった時の周波数を計る。
楽器のチューニングに使われる音叉の振動数は極めて正確です。その仕組みを利用して荷重に応じて変化する周波数を検出、重量値に変換します。周波数は形状と材質だけで決まる単純な構造であるため、温度変化や経年劣化にも強く、正確で丈夫なのが特徴です。
用途に合わせて使い分け
「いいとこ取り」な3タイプのセンサ
従来のストレインゲージ式とフォースバランス式のほか、独自の音叉式力センサを加えた3つのセンサを持つ新光電子は、それぞれの分解能や特性を活かした製品開発で、他社には真似できないラインナップを取り揃えています。
![[イメージ]](/assets/img/technology/sensor/sensor-3.jpg)
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ViBRAは、Libra(てんびん座)と、Vibration(音叉による振動)の合成語であり、当社が独自に考案したブランド名。日本のほか主要各国で商標登録済です。天びんや重さという意味のラテン語Libraに、当社が独自に開発した技術であるVibrationをミックスさせ、これらが生み出す価値が音叉の振動波のように伝播することで、グローバルに産業社会へ貢献したいという願いが込められています。
138億光年の彼方を見守る
「すばる望遠鏡」を支える技術
国立天文台が2000年にハワイ島マウナケア山頂に建設した世界最大の光学式赤外線望遠鏡「すばる」には新光電子の音叉式力センサが採用されています。
星の動きに合わせて天体観測を行う「すばる」の反射鏡は23トンもの重さがあるため向きを変える際自重によって歪みが発生し焦点が合わなくなります。
その歪みをなくすために求められるのは150kɡの加重に対して1ɡ程度のわずかな変化を計測する超高精度のセンサ。
標高4,000m級の山頂にあり昼夜の温度差が激しくメンテナンスも難しい環境下で高い精度と堅牢性を発揮できるのは当社の音叉式力センサしかありませんでした。
1本あたり90kɡの荷重を支える261本の音叉式力センサは今でもメンテナンスを必要とせず宇宙の神秘解明の一翼を担っています。
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すばる望遠鏡©国立天文台
音叉式力センサで
水素エネルギー社会へ貢献
環境にやさしい燃料として今注目の水素エネルギー。
水素自体は非常に軽いのですが、容器の重量は大きく、計量が正しく行われるためには大きなひょう量と細かい目量が必要です。
また、水素自体は危険物のため、防爆構造も求められます。
そんな条件をすべてクリアできるのが音叉式力センサです。
新光電子の技術だけが実現できる分野で、環境に配慮した新しい社会へ貢献いたします。
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音叉式力センサが切り拓く
“やわらかさ” の世界
曖昧で主観によって表現されることが多い”やわらかさ”の世界。
匠しかわからないようなやわらかさの違いを数値化するには高感度なセンシング技術が不可欠です。
またはかりたいその場ですぐに測定ができなくてはデジタル化した匠の触感を現場で生かすことができません。
「いつ、どこでも、誰でもかんたんにやわらかさを数値化する」ためにそのような条件をクリアできるのが新開発の小型音叉式力センサーです。
他には真似できない独自技術が新しい世界を切り拓きます。
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