<ひょう量6kg、普段測定している重量が1kg の電子天びんの場合>
日常点検
分銅の質量は、普段測定している重さ →1kg の分銅が必要になります。
定期点検
分銅の質量は、ひょう量およびひょう量の1/2 →6kg および3kg の分銅が必要となります。
定期検査
分銅の質量は①繰り返し性の検査 →ひょう量→6kg の分銅が必要になります。
②偏置誤差の検査→ひょう量の1/3 の重さ→2kg の分銅が必要になります。
③直線性の検査→ひょう量を6 等分した各点 →1kg、2kg、3kg、4kg、5kg、6kg の分銅が必要になります。
しかし、一般的に販売されている分銅は、1kg、2kg、5kgとなります。 つまり、3kgの場合は1kgと2kgまたは1kgを3個の分銅を組み合わせ、4kgの場合は2kgを2個または1kgを4個の分銅を組み合わせ、6kgの場合は1kgと5kgまたは1kgを6個の分銅を組み合わせて使います。 したがってひょう量6kgの電子天びんの点検・検査には、1kg、2kg、5kgの分銅を次の表の組み合わせで使います。
点検・検査する重さ | 日常点検 | 定期点検 | 定期検査 | 分銅の組み合わせ |
---|---|---|---|---|
1kg | ◯ | - | ◯ | 1kg分銅 |
2kg | - | - | ◯ | 2kg分銅 |
1kg分銅を2個 | ||||
3kg | - | ◯ | ◯ | 1kg分銅+2kg分銅 |
1kg分銅を3個 | ||||
4kg | - | - | ◯ | 2kg分銅を2個 |
1kg分銅を4個 | ||||
5kg | - | - | ◯ | 5kg分銅 |
1kg分銅を5個 | ||||
6kg | - | ◯ | ◯ | 1kg分銅+5kg分銅 |
1kg分銅を6個 |
〇印は使用する分銅の質量