分銅について
ISO9000 シリーズおよびGLP/GMPの体制づくりに使いますか?
分銅をISO9000 シリーズおよびGLP/GMP などの品質管理体制づくりに使う場合はトレーサビリティを証明する校正証明が必要になります。その場合、JCSS 校正サービスが最適です。
VSS校正サービスへ分銅の使い方
分銅に素手で触れない
分銅に素手で触れますと油脂や汗の塩分が付着して、錆び等による質量変化の原因になりますので、分銅には素手で触れないようにしてください。軽い分銅の場合は、分銅に傷がつかないように木製のピンセットか、または先端に樹脂やゴムのカバーがついたピンセットを使用して持つようにしてください。重い分銅の場合は手袋を使用して分銅を持つか、またはグリップやフォークを使用して持つようにしてください。
滑らせない、ぶつけない
計量皿の上で分銅を滑らすと分銅の底面が磨り減る原因になりますし、ぶつけますと分銅の一部が欠けることがあるので、分銅は計量皿上で滑らせたり、硬いものにぶつけたりしないでください。
分銅は電子はかりの設置室に十分放置してから使用する
非常に高精度な電子はかりの点検に分銅を使用する場合は、電子はかりが設置されている室と分銅の保管場所の温度に注意が必要です。それぞれの温度が異なると、測定の際に対流が生じて数値が変化してしまう場合があるからです。電子はかりの設置室と分銅の温度が同じになるように、あらかじめ分銅を電子はかりの設置室に十分な時間(2~8 時間)放置してください。
分銅の保管方法
分銅は湿気やほこりの少ないところに保管する
錆の発生やほこりの付着は質量増加の原因となりますので、分銅は湿気やほこり、腐食性ガスの少ないところで保管してください。専用の防湿保管庫に保管することをお勧めします。
専用ケースに保管して持ち運ぶ
分銅を保管場所から移動させるときは、汚れの付着、分銅どうしがぶつかって傷がつかないように、専用ケースに保管した状態で持ち運んでください。
分銅の校正周期
点検と検査に使う分銅の定期検査は、原則として1年ごとに校正します。しかし、使用頻度によっては、定期検査の期間を短くすることをお勧めします。