電子天びん・はかり関連総合カタログ VOL.2
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138億光年の彼方を見守る「すばる望遠鏡」を支える技術音叉式力センサで水素エネルギー社会へ貢献!国立天文台が2000年にハワイ島マウナケア山頂に建設した、世界最大の光学式赤外線望遠鏡「すばる」には、新光電子の音叉式力センサが採用されています。星の動きに合わせて天体観測を行う「すばる」の反射鏡は、23トンもの重さがあるため、向きを変える際、自重によってひずみが発生し焦点が合わなくなります。そのひずみをなくすために求められるのは、150kgの加重に対して1g程度のわずかな変化を計測する超高精度のセンサ。標高4,000m級の山頂にあり、昼夜の温度差が激しくメンテナンスも難しい環境下で、高い精度と堅牢性を発揮できるのは当社の音叉式力センサしかありませんでした。1本あたり90kgの荷重を支える261本の音叉式力センサは、19年経った今でもメンテナンスを必要とせず、宇宙の神秘解明の一翼を担っています。環境にやさしい燃料として今注目の水素エネルギー。水素自体は非常に軽いのですが、容器の重量は大きく、計量が正しく行われるためには大きなひょう量と細かい目量が必要です。また、水素自体は危険物のため、防爆構造も求められます。そんな条件をすべてクリアできるのが音叉式力センサです。新光電子の技術だけが実現できる分野で、環境に配慮した新しい社会へ貢献いたします。すばる望遠鏡国立天文台C4

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