新光電子株式会社
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化粧品製造の生産性の高い現場づくり

コンタミネーションと品質管理


化粧品は他の製品に比べて圧倒的に原料の種類が多いことが特徴です。原料の種類が多いということは、少しでも配合量に過不足があると化粧品として効果の薄いものになってしまいます。
特に、肌に直接触れる製品のため品質管理は厳しく徹底する必要があります。

品質管理で、特に気を付けなければならないのはコンタミネーション(コンタミ)です。調合予定にない物質が混入したり、規定値外の原料が入ることで製品の質が変わってしまいます。それを消費者が使用した場合、重大な肌トラブルを起こしかねません。
さらに、すべて廃棄となると原料や人件費などの生産ロスも大きくなり、企業にとっては避けたい問題です。

生産性を上げるための課題

ひとことに品質管理といっても、クリーンルームや防護服などの設備整備だけでなく、こまめな清掃も重要です。
ですが人手不足が深刻化する中、清掃に人件費や労力をかけるのは現実的ではありません。

製造現場の多くではロボットや撹拌機械などが導入され、異物混入の可能性は低くなりました。しかし、原料の出荷作業や小分け計量作業では、まだ人の手がかかることが多いです。
そして、この原料の出荷作業、小分け計量作業はコンタミが起こる確率が高くなります。

正確に原料を計量しても、前の原料が容器などに残っていては意味がありません。清掃も、できれば時間をかけずに手早く済ませたいところです。
 

清掃不足によるリスク

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もし、清掃を十分に行わなかった場合、コンタミのリスクだけでなく生産性を下げる様々な問題につながります。
現場の清掃を怠ると、サビやほこりによる電子製品の故障リスクも高まります。
また、最初にあげたように、ロット返品・廃棄となると原料すべてが無駄になり、返品対応や再納品の手間も発生します。
目に見えるコストのほか、製造会社としての信頼度も下げかねません。安心して任せられる製造会社になるためには、正しい製品を作り続けることが重要となります。

清掃を丁寧にやろうとすると、どうしても生産性を下げることになります。清掃の自動化も有効ですが、すぐに導入できない場合にはやはり人の手による清掃が必要です。
 

効率的な清掃で生産性を上げるためには

CJ_水
計量機器や作業台の清掃は水洗い・拭きとりができると効率よく、簡単に手入れすることができます。
水洗いする上で気を付けなければならないのが電子製品です。こまめな水洗い清掃に耐えるには、防水仕様が必須となります。粉状の原料が多い環境では防塵仕様も必要です。
さらに、爆発の危険のある原料を扱う場合は防爆仕様もあるかが重要でしょう。

水やアルコールを使った拭き掃除は一般的ですが、電子製品のはかりを水洗いするのは抵抗があるかと思います。ですが、防水規格のIPX5以上であれば水洗いが可能なので、規格に合った製品はこまめに水洗いをおすすめします。

清掃不足から起こるリスクを考えても、水洗いを徹底した方が安心でしょう。

それでは、製造現場に最適なはかりをいくつかご紹介します。

 

防塵・防水構造

CJ-3200
高精度電子天秤 CJシリーズ
ひょう量:220g~15kg/最小表示:1mg~1g。
ステンレスボディでIP65規格適合。


HJ33K
高精度電子台はかり HJKシリーズ
ひょう量:17kg~62kg/最小表示:0.1g~1g。
IP65規格適合の高精度台はかり。



高精度電子台はかり FJ-Kシリーズ
ひょう量;150kg~300kg/最小表示:1g。
IP65規格適合の高精度台はかり。台車のまま計量できるタイプもございます。
 

本質安全防爆構造(防塵・防水)

FZ30K
本質安全防爆構造電子台はかり FZシリーズ
ひょう量:620g~300kg/最小表示:0.001g~1g。
防塵・防水に加え、安心の防爆構造(Ex ia ⅡB T4適合)